ペリドットについて
一般的には宝石名であるペリドット(Peridot)と呼ばれる事が多い鉱物ですが、 正式な鉱物名は苦土かんらん石(Forsterite)で、オリヴィン(Olivine)は、鉄かんらん石(Fayalite) などを含めたグループ名となります。
光の屈折率が高く鮮明なグリーンが特徴的で、8月の誕生石として知られています。
最も有名な産地のひとつとして、豊富な産出量で知られるアメリカのアリゾナ州(Arizona)が挙げられます。同産地のペリドットは 茶色や黒みがかったものが多いという特徴があります。
しかし、中には美しいグリーンのものも採掘されており一概に低品質であるとは言えず、 5カラット以下の小粒のものがまとまって採掘される点を活かして、指輪などの手頃なアクセサリーに使われることが多い。
他にもノルウェー(Kingdom of Norway)産のペリドットは比較的グリーンが濃く大きめな結晶が特徴で、色自体は淡くても全体的に色が均一で透明度の高い石が産出されます。
また世界的に有名な産地として挙げられるミャンマー( Myanmar )産のペリドットもノルウェー産と同様に比較的大きな結晶が採掘される事が多く、その希少価値から高値で取引されています。
ペリドットの意味・云われ
魅力を引き出す、社交性を高める、恐怖心、トラウマ解消、円滑な人間関係、ポジティブ思考になれる、目標達成 。
ネガティブな感情を吹き飛ばし、明るい希望や勇気をもたらす石として知名度が高い石。
また、幾度となく宇宙から飛来する隕石と同じような成分をしており、古代より『太陽が爆発して飛んできた石』、『太陽の石』とされてきました。
また夫婦のお守りとしても伝えられており、仲睦まじい幸せな家庭を実現させるパワーがあるといわれています。
ペリドットの鉱物情報
英名: | Peridot (Forsterite フォルステライト) (Olivine オリヴィン) |
和名: | 橄欖石(かんらんせき)、苦土橄欖石(くどかんらんせき)、鉄橄欖石(てつかんらんせき) |
主な産地: | ミャンマー、中国、アメリカ等 |
化学組成: | Fe2SiO4とMg2SiO4の固溶体 |
硬度: | 6.5~7 |
比重: | 3.22~3.45 |
結晶: | 斜方晶系 |
ペリドットの浄化方法
・月光浴
・セージ等のハーブによるスマッッジング
・流水
・水晶等のクラスターやさざれ石
・塩
・音叉(クリスタルチューナー)