ラピスラズリについて
ラピスラズリ (Lapislazuli) は、方ソーダ石グループの鉱物である青金石(ラズライトLazurite)を主成分とし、同グループの方ソーダ石・藍方石・黝方石など複数の鉱物が加わった類質同像の固溶体の半貴石。
副成分として、方解石(カルサイト)や黄鉄鉱(パイライト)を含む場合もあります。
紀元前3000年頃のエジプトの墳墓から、ラピスラズリの装飾品や工芸品が数多く発見されています。
最も有名な話としては、ルクソールの対岸にある王家の谷で発見されたツタンカーメン王の黄金マスクにラピスラズリが使用され、黄金のマスクとラピスラズリの濃紺のコントラストの美しさを見ることができます。
また、ラピスラズリは顔料として用いられることも多く、 世界的に有名な画家フェルメールの代表作で1665年頃に描かれた「真珠の耳飾りの少女(青いターバンの少女)」の、 青いターバンはラピスラズリで描かれており、 「フェルメール・ブルー」と呼ばれています。
17世紀、「ラピスラズリ」は金よりも貴重な鉱石であったといわれ、「天空の破片」とも呼ばれていました。
ラピスラズリの意味・云われ
邪気祓い、幸運を招く、人生の知恵を授ける、流産、早産を防ぐ、視力回復。
世界最古のパワーストーンのひとつといわれる神秘的な石です。
古代エジプト文明で「夜空」と「霊力」の象徴とされていたラピスラズリ。エジプト神話の「太古の海」には、”ラピスラズリは神であり、神はラピスラズリである”と謳われています。
ラピスラズリは、邪気を退け、あらゆる強運を呼び寄せるといわれています。
目先の幸運だけではなく、本当の意味で成長できるように試練を与える事がありますが、それにより進むべき正しい道へと導いてくれます。
また脳の活性化、知性・直感力・洞察力の向上、願望達成、勉学・仕事への強い効果もあるといわれています。
ラピスラズリの鉱物情報
英名: | Lapislazuli |
和名: | 青金石( せいきんせき )、瑠璃(るり) |
主な産地: | アフガニスタン、ロシア、ミャンマー等 |
化学組成: | 方ソーダ石グループの鉱物 で以下の鉱物が主成分 ・青金石(ラズライト)Na8-10Al6Si6O24S2 |
硬度: | 5~5.5 |
比重: | 2.38 – 2.45 |
結晶: | 等軸晶系 |
ラピスラズリの浄化方法
・日光浴 ※1
・月光浴
・セージ等のハーブによるスマッッジング
・水晶等のクラスターやさざれ石
※1 長時間直射日光に当てる事は避けてください。
※流水による浄化には向きません。濡れた場合は柔らかい布等で優しく拭き取ってください。